草壁皇子

天皇弥栄
【第四十四代天皇】元正天皇

父は天武天皇と持統天皇の皇子であった草壁皇子、母は元明天皇。
女帝としては5人目であるが、結婚経験は無く、独身で即位した初めての女性天皇である。

「万葉集」では日並皇子ひなみしのみこと。

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天皇弥栄
元明天皇 第四十三代天皇

天智天皇第4皇女。草壁皇子妃。持統天皇は異母姉妹であると同時に姑でもあった。大友皇子(弘文天皇)は異母兄。首皇子おびとのみこ(文武)・氷高皇女(元正両天皇)の母。
夫の草壁皇子が天皇に即位することなく夭折し、長男の首皇子が15歳でとして即位(文武天皇)されたが25歳で崩御されてしまった。不運が続き
孫の珂瑠かる皇子(後の聖武天皇)が幼かったため成長するまでの間の中継ぎの天皇として祖母である阿閉皇女が即位され元明帝となられたのである。
藤原京から平城京へと710年に遷都され奈良時代が始まりました。
天武天皇時代から編纂へんさん)が続けられた古事記が完成し、諸国に風土記の編纂を命じられました。日本初の流通貨幣の和同開珎わどうかいちん)の鋳造なども行なわれました。
娘である元正天皇がやはり中継ぎとして皇位を継承された事を「女性から女性へのリレーだから女系」と解釈する輩がいるが、皇位継承権を持つ男系男子の皇女である事実を忘れた無知の大きな間違いである。

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天皇弥栄
皇位継承を御考察 其の弐【皇位継承史での女帝の実体】

皇位継承史での女帝の実体 皇室の祖先神である天照大御神を「女性神」とし女系継承の根拠と考えてはいけない。「皇位の世襲」に女系継承の観念は全くない。二千年以上男系によって継承されてきた事実は重い。 「皇位は、皇統に属する男 […]

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天皇弥栄
皇位継承を御考察 其の壱【皇位継承史での女帝の実体】

現在の日本の天皇は、初代神武から数えて126代とされる。
そのなかで女帝(女性の大王/天皇)は、古代に推古・皇極=斉明・持統・元明・元正・孝謙=称徳の8代6人、近世に明正・後桜町の2人で、計10代8人である。
総数からみれば、ごく少数の例外ということになる。

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