延喜式

国士の旅
秩父路を往く(四)  秩父神社

6~7世紀頃まで武蔵国北西部に存在していたとされる古代の國が「知々夫国」である。
後の「武蔵国」は大化の改新で「無邪志国(むさしのくに)」と「知々夫国」を合わせ一国として成立した。
「知知夫の国」その総鎮守である秩父神社の御創建は、第十代崇神天皇の御代に知知夫国の初代国造に任命された八意思兼命の十世の子孫である知知夫彦命が、祖神である八意思兼神をお祀りしたことに始まる。

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日本の歴史
【差別と部落 其の弐】穢 kegare

被差別観の根源である卑賤視と忌避意識は形は変わっても常に存在していた。「穢多」という同情なき侮蔑の名称は呪われている。観念的な触穢、「ケガレ」と「キヨメ」の都市構造が天皇を中心として構築されていった。

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