元明天皇 第四十三代天皇
元明天皇 第四十三代天皇
飛ぶ鳥の 明日香の里を
置きて去なば 君があたりは
【御名・諡号】阿閇・日本根子天津御代豊國成姫天皇
【陵所】奈保山東陵
世系31、即位47歳、在位9年、宝算61歳。
誕生 661年
崩御 養老5年12月7日(721)
天智天皇第4皇女。草壁皇子妃。持統天皇は異母姉妹であると同時に姑でもあった。大友皇子(弘文天皇)は異母兄。首皇子(文武)・氷高皇女(元正両天皇)の母。
夫の草壁皇子が天皇に即位することなく夭折し、長男の首皇子が15歳でとして即位(文武天皇)されたが25歳で崩御されてしまった。不運が続き
孫の珂瑠かる皇子(後の聖武天皇)が幼かったため成長するまでの間の中継ぎの天皇として祖母である阿閉皇女が即位され元明帝となられたのである。
藤原京から平城京へと710年に遷都され奈良時代が始まりました。
天武天皇時代から編纂が続けられた古事記が完成し、諸国に風土記の編纂を命じられました。日本初の流通貨幣の和同開珎の鋳造なども行なわれました。
娘である元正天皇がやはり中継ぎとして皇位を継承された事を「女性から女性へのリレーだから女系」と解釈する輩がいるが、皇位継承権を持つ男系男子の皇女である事実を忘れた無知の大きな間違いである。