部落差別問題

日本の歴史
【差別と部落 其の弐】穢 kegare

被差別観の根源である卑賤視と忌避意識は形は変わっても常に存在していた。「穢多」という同情なき侮蔑の名称は呪われている。観念的な触穢、「ケガレ」と「キヨメ」の都市構造が天皇を中心として構築されていった。

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日本の歴史
差別と部落 其の壱 エタの源流

「穢多」の文字は、古い時代から存在した民俗語彙みんぞくごい(「エタEta or Etta」の音に当てた借字しゃくじ)である。
汚穢おえ/おわい=不浄は絶対的・普遍的な基準で決定されているのではなく、その時代や地域の社会的状況に基づいて生み出される思考様式なのである。

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