2月7日は「北方領土の日」

現在でも、全国各地で領土奪還の署名運動や講演会が開かれてはいるが、なぜか盛り上がっていない。それどころか北海道では、水源や農地に加え、ゴルフ場やスキー場・ホテル等のリゾート地を赤色支那が買い漁り支配下に置くという、サイレントインベージョンが着々とその勢いを増している危機的状であることを国民も知らなければならない。

昭和20年8月9日、血に塗られた暴虐独裁者スターリン率いる赤色ソビエト連邦が「日ソ中立条約」を一方的に破棄し、満州朝鮮そして千島列島に襲い掛かり略奪暴行凌辱を繰り返し、進軍してきた。「民族慟哭」「民族屈辱の日」を忘れない8月9日の反ロシアデーこそ「北方領土の日」に相応しいのではないか! 2月7日は「北方領土の日」である。北方領土返還要求運動のために昭和55年、衆・参両院において全会一致で「北方領土の日」に制定された。この日の由来は、1855年(安政元年)の「日魯通好条約」調印日を選んだのである。 北方領土返還要求運動の全国的な盛り上がりを図るために政府が設定し、北方領土問題の解決促進に関する決議が行われた。この条約により日露両国の国境が択捉島とウルップ島の間に平和裏に定められ、北方四島が日本の領土として初めて国際的にも明確になったことに由来するそうだ。 そして「歯舞」と「色丹」は、もともと北海道の一部である。

【日露条約史】 16世紀から始まった帝政ロシアによる旺盛なシベリア征服活動は、17世紀になるとオホーツク海に達し、鎖国の日本と接触することになる。 1853年(嘉永5年)、米国のペリー提督に続き、プチャーチンが長崎に来航し外交交渉を繰り広げた。 11855年(安政2年)、日露和親条約(下田条約)を締結。 この時期、千島列島(Kuril Islands)と樺太島は無主の地であり、どの国の領土でも無かったのである。 1858年(安政5年)、日露修好通商条約(江戸条約)を締結。 下田・箱館・長崎の3港が開港し、日露国境が千島列島の択捉島と得撫島の間にひかれ、樺太は旧来の通り両国の雑居地と認め合った。 1875年(明治8年)、樺太・千島交換条約(ペテルブルク条約)が締結。 11904年(明治37年)、日露戦争開戦。 1905年(明治38年)、日露戦争終戦。ポーツマス条約を締結。 日本は満州におけるロシアの権益を賠償として取得に加え、南樺太の領有権を日本が得た。 1907年(明治40年)、第一次日露協約を締結。 日本の南満州とロシアの北満州での利益範囲を協定し、日本の朝鮮・ロシアの外蒙古での特殊権益も互いに承認した。 1910年(明治43年)、第二次日露協約を締結。 アメリカの南満州鉄道中立案を拒否し、日露両国の満州権益の確保を確認。 1912年(明治45年)、第三次日露協約を締結。 辛亥革命の勃発に対して、、内蒙古東部を日本・西部をロシアで利益を分割することを協約。 1916年(大正5年)、第四次日露協約を締結。 第一次世界大戦における日露関係強化と第三国による中国支配阻止、極東における両国の特殊権益擁護を相互再確認。 1917年(大正6年)、ロシア革命勃発によりロシア帝国崩壊し、日露協約廃棄。 1918年(大正7年)、シベリア出兵。 1922年(大正11年)、ソビエト社会主義連邦共和国建国。 1925年(大正14年)、日ソ基本条約を締結。 1938年(昭和13年)、張鼓峰事件。 ソ連と満州の国境紛争。 1939年(昭和14年)、ノモンハン事件。 モンゴルと満州との国境紛争により大規模な武力衝突。 1941年(昭和16年)、日ソ中立条約締結。 同年12月に大東亜戦争勃発。 1945年(昭和20年)8月9日、ソ連参戦。 ソビエト連邦は「日ソ中立条約」を一方的に破棄し、対日宣戦布告を行い、大日本帝国勢力圏の満洲帝国・大日本帝国領の朝鮮半島北部・南樺太・千島列島を侵攻・略奪占領した。












ソ連軍侵略時に民間人への暴行略奪・婦女凌辱事件が頻発し、鬼畜と化したソビエト兵による侵略の地は阿鼻叫喚地獄絵図と化した。そして、日本軍将兵は国際法違反の捕虜の形をとった強制労働囚人としてシベリア各地に抑留された。 国際社会で、領土問題を交渉する場合、両国間で築かれた交渉が重視され、両国間で締結された条約の経緯と内容が重要なのである。 千島列島は、日本が暴力や戦争でロシアから奪った領土ではなく、平和条約で日本に帰属した事が重要なのである。日露間での平和的な外交交渉で日本に帰属したもので、ロシア帝国・ソ連の権利を引き継いだ。ロシア共和国は、国際的道理による判定と国際慣例に従わなければならない。 米英ソという戦勝列強国の傲慢で不法の「ヤルタ秘密協定」に何ら拘束力などないのである。 安政から明治の時代に日本とロシア帝国が平和的に領土交渉し、国境を画定しあった事跡こそが、正当なる基準なのである。