憲法維新論　をちのわかくに　　

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戦後の国論を二分してきた憲法改正議論だが、その成立の不透明さを護憲派は何故だか避けてきた。しかし、占領下の日本で公布された「日本国憲法」は、体裁上は国際法に則ってはいるが、原文英文のＧＨＱによる理不尽な押しつけ憲法である事は事実である。
本書は、戦後日本の多くの病巣を生み出した「日本国憲法」の瑕疵と偽瞞を炙り出し、短歌という形の要項集でまとめ上げた作品である。
マッカーサーの戦略・制定過程・理不尽なる脅迫を時空列で追いながら全容を明らかにし、憲法改正の必要性を問う、尊皇歌人・荒沢義実氏による魂の叫びである。

【目次】

第一章　占領下日本と憲法制定
　㈠アメリカの思惑
　　対日基本政策・マッカーサーの戦略・制定過程・ホイットニー命令・理不尽なる脅迫・　
　㈡日本の苦悩
　　草案強要・白洲手記・議会の抵抗・枢密院議長の自決
　㈢マッカサーの戦略とその軌跡
　　みせしめのプログラム・新憲法施行

第二章　日本国憲法の偽瞞を糺す
　㈠属国憲法誕生
　　帝国憲法・翻訳憲法・前文の欺瞞
　㈡憲法第一条
　㈢偽日本国憲法
　　ルーズベルト憲法・憲法と国際条約
　㈣如是我聞
　　マ－ク・ゲイン/サムナ－・ウェルズ/グラント大統領/ハ－バ－ド・スペンサー/ヒトラー/マンスフィールド/入江俊郎/北浦圭太郎/長谷川如是閑/永井荷風/美濃部達吉/幣原喜重郎/吉田茂
　㈤帝國憲法復原改正
　　帝國憲法の改正憲法に非ズ
　㈥強制憲法によるハワイ王国滅亡
　　カラカウア王の苦悩・ベイネット憲法
　㈦偽装独立と占領憲法継続
　　サンフランシスコ講和条約・ＣＣＤの検閲規定
　㈧マックと占領憲法
　　マッカーサー声明・ペテン師の手法・十二歳発言・マッカーサーの神かくし

第三章　皇統あやふし
　㈠占領軍の皇統断絶戦略
　　神道指令・ＧＨＱの戦術・女系論とは
　㈡覇道と女系論と天皇道
　　うひ山ふみ・菊と刀・非理法権天
　㈢天皇道
　　聖寿万歳・万世一系・ 神足りし道・君が代・和気清麻呂

第四章　憲法復原改正維新
　㈠日本国体憲法
　　日本国体・国体珊瑚説・帝國憲法改正限界説
　㈡ある男の死
　　三島由紀夫・米人鏖殺・太陽と鉄・「喜びの琴」事件・日沼倫太郎・ 「檄」より
　㈢平成維新
　　亡びへの憲法・世界維新へ・世代維新
　㈣令和維新断行
　　大和民族と維新・中今と維新・神武創業・廓清維新

第五章　戦後日本
　㈠「元日の詔書」
　　人間宣言について・神なき国の民主主義・戦後教育と神
　㈡如是我聞
　　マルコムⅩ・アイスキュロス・ビスマルク・ロダンの芸術と維新・ニーチェ・孔子・
　㈢自由・自主「と戦後教育」
　　全学連と全共闘運動・若き等へ・戦後日本よ・デモクラシー

第六章　世にありて日々
　㈠日本及び日本人
　㈡老残の国
　㈢占領憲法下に生まれて
　　日本幻人・習近平憲法・憲法愧念日・パール判事・李鵬
　㈣日本の夜明け
　　維新と復ちのわかくに