東日本大震災から11年

本日「日本国民」は、14時46分に黙祷をしよう。

津波によって浸水した宮城県仙台市宮城野区沿岸(2011年3月12日)

宮城県牡鹿半島の東南東沖130Kmを震源とする日本国内観測史上最大の地震が発生した。震源域は広大で、岩手県沖から茨城県沖までの南北約500 km、東西約200 kmのおよそ10万平方キロメートルに及んだ大震災であった。米地質調査所(USGS)の情報では1900年以降、世界でも4番目の規模であるそうだ。

地震規模:マグニチュード9.0最大震度:7(立っていることができず、()わないと動くことができないレベル)

最大遡上高40.1 mにも上る巨大な津波が発生し、東北から関東の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。死者・行方不明者は1万8425人。合掌

被災から1週間後の三陸海岸(2011年3月18日、岩手県上閉伊郡大槌町・吉里吉里駅周辺)

福島第一原子力発電所事故

不幸は重なり、東京電力福島第一原子力発電所の事故により核惨事も起きた。

地震によって受電設備の損傷や送電鉄塔の倒壊が起こり、外部送電が停止し、想定を大きく超える大幅に超える約13mの大津波により電源盤も浸水し1 - 5号機で全交流電源を喪失した。

原子炉を冷却できなくなり、1号炉・2号炉・3号炉で炉心溶融(メルトダウン

)が発生。人類史上最悪と言われたチェルノブイリ原発事故と同レベルの大量の放射性物質の漏洩を伴う重大な原子力事故となった。

福島I原子力発電所。原子炉左から4号機→3号機→2号機→1号機(2011年3月16日撮影)