イスラエルの建国宣言の日

5月14日はイスラエルの建国宣言の日

日本が停滞していた30年間でGDP3倍!
一人当たりGDPでは日本を上回る!
これは5月14日で74回目の建国記念日を迎えるイスラエルの諸々の話。

イスラエル国旗

世界経済に隠然とした影響力を持つ金融資本(バチカンや欧州王室に加えユダヤ系も大きな影響力を持っている)。その一翼にあるロスチャイルド・モルガン・ロックフェラー等のユダヤ系大財閥の祖国ともいえるイスラエル。
Google創業者のラリー・ペイジ氏、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏、Microsoft前CEOであるスティーブ・バルマー氏、Apple現会長のアーサー・レビンソン氏、Oracle創業者のラリー・エリソン氏、Bloomberg創業者のマイケル・ブルームバーグ氏、Dell Technoligies創業者のマイケル・デル氏・・・
全世界のユダヤ人人口は世界人口の0.2%に満たないが、ユダヤ人資本家のパワーは、支那パワーに引けを取らない。

「日猶同祖論」の本を若き頃読んで妙に納得した思い出がある。イスラエルの失われた十支族の一つが大和民族で、古代イスラエル人と同祖を持つ兄弟民族なんて話であるが、確かに共通する点はいくつもあるのだから不思議なものである。
古代ヘブライにも日本の相撲神事と似た神話が残されており、神社の鳥居が古代ヘブライの玄関と同形状であったという。
伊勢神宮の内宮・外宮へと三宮を繫ぐ通りの石灯籠や「天照大御神」の「遙宮」である「伊雑宮」も籠目紋(六芒星の神紋はダビデ王の紋章)は偶然の一致なのか?
「伊雑宮」も実際参拝したが、写真で見た籠目紋燈篭は撤去されていたが、宮の正面の伊勢三宮奉讃献燈には、くっきりと籠目紋が刻まれていた。
DNA解析が進めば遠い祖先がつながる可能性は皆無ではない。日本とイスラエルが繋がっているなんてロマンを感じるなぁ。

ユダヤ人とは?

バビロン捕囚

「バビロン捕囚」をきっかけに紀元前から流浪の「国亡き民」となったユダヤ人は、「離散」と「迫害」の悲劇的歴史の民族である。
ユダヤ人とは遊牧民的なルーツと強固で閉鎖的で独自の戒律による信仰と生活を持つユダヤ教徒である。
ユダヤ教を母胎に生まれたキリスト教からも「キリストを十字架にかけ殺した罪人であり、神から永遠に呪われている」という思想が(4世紀後半から)確立された様だ。
生理的・感覚的嫌悪は現在でも根深く残っており、その文化圏では常に宗教的差別概念の中で社会的差別を受けてきたのがユダヤ民族である。
一方、欧州に在って唯一の異教徒であったのだが、「聖書の民」というイメージにより信仰や祭儀を許された事が仇となり、民族的孤立が一層深まってしまった。
国の擁護無き民であるが故、国際的通商活動に長けていき、多くが貿易・武器商人となり「戦争の仲介者」としての負のユダヤ人像が作り上げられていった。
更に、中世欧州初期に商業は卑しい職種とされていた。キリスト教の制約「利子徴収の禁止」に縛られないユダヤ教徒は金融業を独占し莫大な財を成していった。
そして時々の権力者達からは能力・財力が魅力的なモノであった為に、利害で繋がる関係は多々あったようである。

厚遇ゆえに向けられた羨望や嫉妬の念は「キリスト殺し」に繋がり、「恐れ」と遮りがたい「憎悪の嵐」を生んだのである。
ホロコーストを行ったナチスだけが特別な存在ではなく、ローマ帝政の頃より法的差別・規制は存在した。
欧州諸国は十字軍・ペストユダヤ人原因説・ユダヤ人国外追放令等などで虐殺・略奪・追放・財産没収・人種隔離を繰り返し行われている。

パレスチナ問題は?

パレスチナ西岸地区に築かれた分離壁

イスラエルという国家は、中東紛争の元凶と言われ、流血の衝突が繰り返され混迷するパレスチナ和平も悲観的な結果とならない事を祈る。
暫定自治によりパレスチナは、二つの国が並立した上での共存へ向けての試運転が始まっている。イスラエルもパレスチナも、お互いの存在を既成事実として受け止めており、国民レベルでは明確な和平志向が半数を超るという現状であり、パレスチナが早晩に国家となるのは既定路線であるようだ。

大墓公阿弖流為之末裔

パレスチナとイスラエルの間の障壁とイスラエルが支配する検問所

人口900万人余りのイスラエルが軍備以外に、どの様な手段で周りが敵だらけの中、存在感を保ち続けて居られるのか?

イスラエル政府が推める社会政策は?旧日本型システム?

1)家父長制の推進と三世代同居
2)生めよ増やせよ
3)徹底した道徳教育
4)信仰心を持たせる
5)素読の奨励
6)個人は助け合い 企業は護送船団方式

この結果GDPの急速な伸びだけでなく、一人あたり出生率においても、OECD(経済協力開発機構)加盟38カ国中で一位。最近8年では3,00人~3,11人、既婚世帯には4~5人の子供が居るのが普通で、祖父母同居、厚い信仰心、近所同士は助け合い、読書好きで道徳的な人達が、固い絆で結ばれている。
・・・まるで少し昔の日本の風情の様な・・・
さらにイスラエルでは、勉強することが最も神に近づく、霊的宗教行為とされ死ぬまで続けるそうだ。

次世代を担う子供達の家庭教育・学校教育は?

母胎内から旧約聖書を読み聞かせ、生まれた後からは、宗教教育・道徳教育を実施、3歳から読み書きを教え、4歳からモーセ五書・預言書・聖文学・タルムードを暗記させる、小学校入学後も家庭では暗記が続き、13歳の成人式からは、全寮制の中高一貫教育校に進学、学校は必ず自然環境の良好な場所に立地し、教師は博士号を持つ人が担当し、教師の初任年収は10万$(約1200万円)と高額である。
ここまでは、教育システムの説明でした。
この後は、家庭での教育スタイルを見てみます。
まず、
1)親は子供を褒める。
すると、
2)子供の中に安心感と平和が生まれる
すると、
3)子供の脳波がα波になる
結果、
4)子供の学習脳力・理解力が向上する
すると、
5)子供は親のアドバイスをよく聞入れる
さらに、
6)子供は間違いを起こさない
1)に戻る、 
好循環を繰り返す事により、子供の能力は飛躍的に高まり、これは殆どの家庭で実践されていると言う。 

イスラエル在住のユダヤ教徒が日々行なっている「10の教え」を列記する。

1)笑いなさい
2)他人とは違うものを発見せよ
3)権威を憎み、権威になるべからす
4)逆境こそチャンスと考えよ
5)金より時間を大切にせよ
6)先ずは元手の要らないことから始める
7)相手の話は 自分の話の2倍聞け
8)生涯にわたって学び続けよ
9)金は奪われるが 知識は奪われない
10)知識より知恵を重視せよ

安土桃山時代から日本を訪れ、日本の優れている点を自らの生活に採り入れてきたと言うユダヤ人。我々も失ったものを取り戻すと同時に、彼等の知恵を取り入れ、日本再興の為に役立てたいと考える。

住吉正州