「日本の中立外交を要求する国民大会」

日本の中立外交を要求する国民大会

2022.05.08 「日本の中立外交を要求する国民大会」

「ウクライナ侵攻」という名の「露宇戦争」を考える

「ウクライナ侵攻」という名の「露宇戦争」により、戦争概念がまた変えられた様だ。
冷戦終結後に大国間戦争の蓋然性が低下し介入作戦に於けるテロ・非正規組織(ゲリラ・傭兵集団)とのサイバー戦・情報戦を加えた多様な脅威とのハイブリッド戦争(hybrid warfare)がリアルタイムに世界同時発信される戦争ショーなのだ。

平和の理想は大事ではあるが、現代の東アジアに於ける緊張状態の中で、非同盟政策(non-alignment)は理想であっても現実的ではない。
戦後左派の概念であった「中立主義は平和に通じ、集団安保は戦争に通じる」は遠い昔の話となった。
覇権を目指す赤色支那に加え、牙を剥き出したロシア、狂犬国家北朝鮮に接する我が国に於いて、安全保障環境は格段の猛スピードで厳しさと不確実性を増している。
この状況下で、欧州地域に対してまで日米軍事同盟の歩調を合わせるべきではない。環太平洋地域の安全保障と他地域に於ける安全保障を一括りにする事は間違いであると思う。
ロシアによる「ウクライナ侵攻」という名の戦争に対し我が日本は、戦時交戦国双方に対して公平義務を保って戦争の圏外に立ち、戦争を否定した平和主義の立場からの中立であるべきである。
しかし、「中立」は国の外交方針としての宣言をした姿勢であり、「中立国」となるには多国間の条約やルールに基づき国際承認される必要がある為、日米安保がある我が国は承認されない。
勢力均衡関係の中の日和見主義的でもなく、戦時国際法上の中立主義概念でもない外交姿勢で臨まなければならない。

戦争放棄は1928年のパリ不戦条約で初めて明示され、国連憲章でも戦争を禁止している。比較憲法学の権威である西修博士によれば世界の189の憲法典のうち159に「平和主義規定」が置かれているというが、同時に自衛のための軍の存在も明記されている。
侵略戦争禁止規定と軍の保持規定が並存する事は世界の常識なのである。
今や平和を維持する事の大変さを気付き、他国も「国連」も頼りに出来ない現実を知ったのだ。
しかし、我々は知っていたのだ。平和条約も不可侵条約も机上の空論如きものである事を・・・
昭和二十年八月九日、日ソ不可侵条約を一方的に破棄したソビエト連邦により、満州・千島列島は侵略され、百数十万人同胞は略奪暴行凌辱の惨禍にあった。

9条2項で、「陸海空軍他戦力を保持しない。国の交戦権は、これを認めない」とあり、防衛の為の軍事力である「自衛隊」も、侵略に対しての防衛も認めない「平和憲法」に対し、国民も疑問と違和感を増幅させている。
占領憲法の瑕疵にも気付かず「平和憲法」と唱え、自分の国を自分で護れない「憲法九条」を戦後後生大事に奉ってきた「左派護憲勢力」の諸君も、「ウクライナ侵攻」を目の当たりにし幻想的平和主義の悪夢から覚醒してきたようだ。
心地よい平和共存を求めるの諸君も日本人なのであろう。世界はまだ人類の理想とはかけ離れ悪意に満ちている事を知れ。
そして、外交や防衛の考え方で想像力(imagination)の乏しい我が国の政治家先生方には、粉骨砕身一層のご努力を頂き、公平不偏の根本理念のもと此の難事と対処して頂きたいものである。

2022.05.08 日本の中立外交を要求する国民大会 国民儀礼

という事で、黒龍會の田中健之氏の招きにより「中立外交を求める国民集会」に参加した。
田中氏は、モスクワ留学経験もあり親ロシアである事は十分承知の事であった。
プーチン大統領の今回の判断は、全面的に否定はするが「露宇戦争」の一方に大きく加担する事には疑義を感じる。
親ロシア派の主張を聞くのもいい勉強になると思い十名で参加した。
国民儀礼は、さすが玄洋社平岡浩太郎先生の曾孫であるキリリと締まった良い儀礼であった。
が、!その後、ウクライナ代表が欠席という事でウクライナ国旗をはがし、独戦勝旗と付け替える行為となった。これは、所作が悪い!
ここで、会場を退席した。しかし、一斉退席ではあまりに無礼なので、数分おきに会員諸君の退席を指示した次第であった。 

ウクライナ侵攻問題に一言モノ申す

今回のウクライナ侵攻問題は、ロシアがクリミアを制圧して軍事要衝セバストポリを得た時の西側諸国の対応から始まる。
ロシアにとってセバストポリとクリミアは歴史的・地政学的・軍事的にどうしても譲れない・欲しい地域であった。
プーチンはクリミア半島に住むロシア系住民の民意であると主張し形式的は手順を整えたが、ウクライナの国家主権・領土を侵害する違法行為であった事は明らかだ。にも拘らず国際連合もNATOもに甘い対応でお茶を濁した事で、味を占めてしまったのであろう。
今回もプーチンはウクライナに住むロシア人保護を名目とした侵攻作戦であったが、大国だからと許されるはずもなし、この結末をプーチンは如何につけるかが見物である。
ウクライナの国民の素晴らしい抵抗及び反撃には限り無い拍手を贈る。
誰も戦争などはしたくない。戦争反対!
今、プーチンが次は北海道に侵攻を狙っている可能性は大いにある。
その時は日本がウクライナ同様の断固たる対応・応戦が出来るかと思えば御寒いかぎりの感である。
日本には反日政治家や朝鮮半島の不貞の輩が沢山居る。
反撃どころか反日勢力がこれ幸いと足を引っぱる恐れがあり
ついでに一言私はロシアが好きではない。
信じる事ができないからだ。
今まで日本に対しどれだけの事をしてきたか、キーワードを列記するので諸氏も今一度考えて欲しい。
「共産主義」
「日露戦争」
「日露不可侵条約を一方的破棄しシベリヤ抑留」
「北方領土を不法占拠」
未だ平和条約さえ結ばずに居る国家を好きになれる筈も無し。中にはウクライナを非難する人がいるが、私には理解出来ない。泥棒に入られ、泥棒の言い分も理解してあげようと云うが如しである。   ー悪党ー

2022.05.08 日本の中立外交を要求する国民大会 田中健之氏

本年、二月二四日のロシアのウクライナに対する特別軍事作戦が開始されて以降、日本政府は中立という選択を捨て去り、一方的にロシアの行為を〃侵略〃と決めつけ、アメリカおよびEU諸国に即応して、ロシアに対して米欧に準じた厳しい経済制裁等を即決した上、自衛隊機を用いて防衛装備品を紛争当事国に提供しました。
一方的な経済制裁等は勿論の事、ましてや自衛隊機を用いて防衛装備品を紛争当事国へ供与するなどの日本の行為は、ロシアに対して交戦権を独断で行使した事になり、日本政府は、明らかに占領憲法違反です。「護憲派」を叫ぶ勢力や人々でさえ、ヒステリックにウクライナ支持を叫び続けています。
昭和三十一年十二月十二日に締結された日ソ共同宣言の発効と共に、ソ連(その後ロシア)との友好善隣関係を今日に至るまで継続してきました。
ところが、今回のロシアによるウクライナに対する特別軍事作戦において、ロシアに対して直接的に事情聴取をすることなく、善隣関係を即時に破壊する措置を直ちにとらなければならない緊急性、必要性が日本政府の立場からして、どこにあったのでしょうか?
日本はG七の国々の中で、極東においてロシアと国境を接したアジアの国であり、NATOにもEUにも加盟していない上、国際紛争を敵対行為により解決をしないことをこく
是として占領憲法で謳っている国です。本来ならば、日本はロシアとウクライナとの間に入って、何かしら和平への努力や提言をする立場が十分にある国です。
それにも関わらず、対米追従による対露敵視政策は日本の国益を損なうのみならず、国防の危機も招来しています。
そこで我々は、今日の日本政府による外交に対して、異議を唱えるべく「日本外交の中立を要求する国民大会― 日本を滅ぼす対米追従外交とウクライナ問題」という国民集会を開催します。是非ともご参集給わり度くぞんじます。
令和四年四月二十日

中立外交を求める国民集会準備委員会
発起人代表田中健之

「日本外交の中立を要求する国民大会― 日本を滅ぼす対米追従外交とウクライナ問題」
【主 催】 アジア新聞社
【後 援】 黒龍會 國體護持塾
【日 時】 令和四年五月八日( 日) 午後二時~
【場 所】 江東公会堂(ティアラこうとう)

【第一部】国民大会
スピーチ
元防衛大臣 久間章生氏
弁護士   南出喜久治氏
元葛飾区議 鈴木信行氏
荒川区議  町田高
黒龍會   田中健之
ロシア代表
ウクライナ代表(欠席)
ドンバス代代表
【第二部】ドンバス問題を考える
オリバー・ストーン監督作品
『ウクライナ・オン・ファイヤー』上映
ドンバスについての意見交換会