シナ海問題を分析研究する【其の弐】
支那海軍、尖閣諸島沖接続水域に入域ス
支那海警局の船舶による日本領海への侵入が常態化している現状に加え、4日朝にロシア海軍のフリゲート艦が入ってから約40分後、追いかけるように支那海軍のフリゲート艦が尖閣諸島周辺の接続水域を航行した。
昨年10月から中露艦艇の両国連携が尖閣まで迫って来たのである。
6年前の平成28年6月のフリゲート艦と平成30年1月の潜水艦、6月の海軍病院船に続き4回目である。
政府も支那側に重大な懸念を表明して抗議したがどこ吹く風と「中国の艦艇の付近の海域での活動は正当かつ合法的であり、日本がとやかく言う権利はない」と嘯いている。
近年、支那の軍事戦略として「接近阻止・領域拒否(A2AD)」が国力の伸長と軍事力の増大により、暴虐な強圧的海洋活動が危険水域を超えた様だ。
岸田総理のNATO接近は、東アジアの危険度は急速に増大した。
日本とNATO間の安全保障の協力強化が、支那・ロシア・北朝鮮の大きな反動により軍事的威嚇を越え火薬庫の導火線に火をつける事となるか、日米韓対中露北の対立のバランスが保たれ抑止となるかは、歴史の未来だけが知っている様である。
大墓公阿弖利爲の末裔