秩父路を往く(十) 三峯神社
秩父三峯の宮 三峯神社
御由緒
三峯神社の由緒は古く、当山大縁起によると日本武尊が伊弉諾尊・伊弉册尊をお祀りしたのが始まりと伝わる。景行天皇の命により東国平定に遣わされた日本武尊は、甲斐国から知々夫国を経て碓氷峠に向われる途中狼(山犬)の道案内で三峯山に登られ、国生みのイザナギとイザナミの二神をおしのびになって仮宮を建てお祀りしたのが始まりと伝わる。
その後、景行天皇は日本武尊が平定した東国を巡幸された折に三峯山に登られ、三山高く美しく連らなることから「三峯の宮」の称号を賜った。
降って文武天皇の時、修験の祖役小角が伊豆から三峯山に往来して修行したと伝えられている。