秩父路を往く(八) 城峯神社

秩父吉田石間 城峯神社

城峯神社

景行天皇の皇子・日本武尊やまとたけるが東征の折、風光明媚な神山に登り、矢を納めて大山祇命おおやまつみのみことを祀ったことが開創とされており、狼信仰の社としても知られている。
社の御眷属けんぞくは「巨犬」大口真神とされており、社殿の前には日本武尊にちなむ山犬型の狛犬が控えている。
平安時代、平将門が下総で追討軍との戦いに敗れ、城峯山で再起を図ろうとしたが、愛妾・桔梗の裏切りによって儚い最期を遂げたという伝説があり、山中では今も桔梗の花は咲かないという。
官軍として追って来た藤原秀郷が乱平定後、祭祀を行い「城峯」の号を奉り、その後城峯神社と呼ばれるようになった。

神祠歴拝処士

城峯神社 入り口の石標

郷社 城峯神社
【御祭神】春日四柱
武甕槌命たけみかづち(建御雷神)
天児屋命あめのこやねのみこと
経津主命ふつぬしのかみ
比賣命ひめのみこと
【所在地】埼玉県秩父市吉田石間4716
※駐車場完備

城峯神社
城峯神社拝殿
城峯神社拝殿
城峯神社 奉納された「将門」の扁額
城峯神社奉納額
城峯神社神楽殿
城峯神社山犬型の狛犬阿像

城峯神社山犬型の狛犬吽像
秩父市吉田町 城峯神社 将門の隠れ岩の道
秩父市吉田町 城峯神社 将門の隠れ岩の道
秩父市吉田町 城峯神社 将門の隠れ岩
城峯神社十一面観世音像のご眷属「お猫像」
秩父の峰々