秩父路を往く(五) 小鹿神社

小鹿野町「バイク神社」小鹿神社

小鹿野町 小鹿神社 この神社にはバイクが似合う

秩父郡小鹿野町は、平安時代中期に編纂された古辞書「和名類聚抄(わめいるいじゅうしょう)」に記されている赤平川沿いの段丘地・()(かの)(ごう))が小鹿野の始まりと伝わる古い歴史を持つ集落である。
秩父盆地の西奥に位置する小鹿野町には鉄道の駅舎がない。
荒川上流域の秩父地方にはオオカミ信仰(神犬信仰)の神社が三峯神社を筆頭に、寳登山神社・両神神社・龍頭神社、城峯神社など21社ある。
お犬様は、山犬・オオカミを神お使いとし「神使」「眷属」と呼び、畏怖と畏敬を持って信心されている。
他地方では稲荷神社のキツネ・八幡神社のハト・日吉神社のサルなどがあるが、小鹿野では日本武尊・ヤマトタケルの東征を鹿が道案内したと伝わっている。
小鹿神社は、町興しらしいが、鹿の二本の角をバイクのハンドルに見立て、ライダー達の交通安全を祈願する「バイク神社」として知られ、今や全国のライダーが参拝に来るそうだ。
参道の石段から境内には、小鹿野のアルファベット表記「OGANO」をデフォルメしたバイクのシルエットをあしらったロゴマークが染め抜かれたのぼり旗が立てられている。

神祠歴拝居士

小鹿野町 小鹿神社 OGANOとおがニャッピー
小鹿野町 小鹿神社 「OGANO」のロゴマークの看板
小鹿野町 小鹿神社参道の階段
小鹿野町 小鹿神社 二の鳥居
小鹿野町 小鹿神社本殿
小鹿野町 小鹿神社扁額
小鹿野町 小鹿神社 ライダー/バイカーたちの聖地

【所在地】玉県秩父市番場町1-3
西武鉄道「西武秩父駅」から徒歩15分、
秩父鉄道「秩父駅」から徒歩3分。
関越自動車道 花園I.C.より約30km。 
秩父市内に入り、国道299号線と交差する上野町交差点を右折。
※駐車場完備