秩父路を往く(六)  出雲伊波比神社

毛呂山町 出雲伊波比神社

神社に伝わる「臥龍山宮伝記」によると、景行天皇の53年に日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征を成し遂げ、凱旋した際、この地に立ち寄り、天皇から賜ったヒイラギの鉾をおさめ神宝とし、出雲の大己(オオナムチノ)(たかし)(チノ) をまつったとされ、また、成務天皇の御代に武蔵国造()多毛比(たもひの)(みこと)が、出雲の(アメノ)()(ヒノ)(ミコト)をまつり、大己貴命とともに出雲伊波比神としたとされている。

中世・近世には茂呂明神、毛呂明神、飛来明神、八幡宮などと呼ばれた。

本殿は1528年建立。県内最古の神社建築で国指定重要文化財。

明治6年に旧毛呂本郷の総鎮守であったことから郷社に列格している。

埼玉県指定無形民俗文化財の流鏑馬は平安巻の康平6年(1063年)に源義家が奉納したものが発祥と伝える。

毎年11月3日(文化の日)の例祭日に行われる。

毛呂山町 出雲伊波神一の鳥居
毛呂山町 出雲伊波神社 門柱
毛呂山町 出雲伊波神社 扁額
毛呂山町 出雲伊波神社二ノ鳥居
毛呂山町 出雲伊波神社 拝殿
毛呂山町 出雲伊波神社 拝殿の扁額
毛呂山町 出雲伊波神社 珍しい陶製の松山焼灯篭
毛呂山町 出雲伊波神 玉の変わりに子供を抱える狛犬唖像
波神 玉に足を掛けえる狛犬吽像
毛呂山町 出雲伊波神社 八幡神社の社殿に諸社を合祀し天神地祇社とした
毛呂山町 出雲伊波神社 八幡神社の社殿に諸社を合祀し天神地祇社とした
毛呂山町 出雲伊波神社 摂社八幡宮
毛呂山町 出雲伊波神社裏参道の鳥居


【祭 神】大名牟遅神(大国主命)、天穂日命

【所在地】毛呂山町岩井西5−17−1

JR八高線毛呂駅から徒歩5分。東武東上線東毛呂駅から徒歩10分。

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関越自動車道「坂戸西スマートIC」より車で約15分