国策企業から国賊企業への変身 其の参

傷つけられた日の丸
傷つけられた日の丸

清朝の末裔との出会い

昭和59年夏前頃、中国中央電視台の技術スタッフが研修の為にフジテレビを訪れていた。その中の一人「唐健」と云う人物を小生の上司・奥道仁氏が担当した。
奥氏は彼を自宅に招いたり、彼是と面倒をみていた。
小生も一緒に行動する内に気心が通じ、彼の依頼を叶える事に真剣に取り組んだのであった、。 
彼の父親と兄弟は自動車修理の仕事をしており、日本で自動車部品の工場を見学して、写真を撮ってくる様命じられたらしい。日本語が堪能な彼は、自分で調べて電話をかけ交渉したが尽く断わられたとこぼしていた。小生の妻の叔父が「市光工業(自動車部品メーカー)」の社長を務めていた関係で、伊勢原に在った本社と工場を訪れ見学と写真撮影が実現した。彼は大変喜んだ様子で「肩の荷が下りたよ」と感謝していた。
そんな事が有ってから約10年、賀状のやり取りだけしかなかった唐健から突然電話が入った。その内容とは「四川省に重慶市と云う大きな都市が在る。その市が中国4番目の直轄市になる事が決まった」との事であった。
重慶は長江の畔で水が豊富、さらに河川港(湊)には大型船が出入りできるので、海外までも品物を送れる。そして人件費は上海や天津に比べて格段に安い為に工場を運営するには理想的な場所だ。そこに父の友達で家族ぐるみの付き合いをしている馮仕林と云う人が重慶市の車を販売・修理する国営企業の副総経理(副社長)を務めていて、同時に工場の誘致を行なっている。この人は、鄧小平の親戚なので信用出来る。勿論、力も有る人だ。どうだろうか?市光工業が中国進出する様に勧めて貰えないだろうか?
電話を受け直様、元上司の奥氏に連絡した。定年後、暇を持て余していた彼と二人でまず北京ヘ渡った。着いてすぐ中央電視台ヘ。唐健に挨拶。
続いて奥氏の友人、愛新覚羅廉秀女史を訪ねた。
ラストエンペラー・愛新覚羅溥儀の末弟の長女=姪であった。奥氏が上野の森美術館所蔵の書の美術映画を創る際、書の大家で有名な溥儀の弟・愛新覚羅溥傑の書を取材した際に知り合いとなったのである。映画に出演願ったのが縁だと云う。廉秀女史自身も、書道家・仏像拓本家として著名な方なのだが、それ以上に小生を感激させたのは、彼女の記憶する清朝=愛新覚羅家・女真族・渤海国の歴史と日本、特に東北地方との交流の歴史それに付帯する気候・海流・周辺民族に関する膨大な知識に対してだった。
翌日は 三人で三食共にしたが、昼食は一人娘の王金も一緒に、夕食は彫刻家・レプリカ作家で著名な夫の王強哲を加えて楽しい時間を頂いた。
廉秀さんの日本語は流暢なだけでなく、難しい専門用語・四字熟語が立て続けに出てくる。どのような学び方なのか尋ねると、日本語の辞書を10冊程所有し隠れて読んでいるとの事。 
何で隠れるのか聞くだけ馬鹿だった。
公安や警察に監視されているからよと云う。

愛新覚羅が日本語の辞書を持っているだけで連れて行かれるらしい。

民族浄化と暗黒監視社会の現実

この国では満州族同士が結婚しようとすると必ず妨害される。
満州族は漢族としか結婚できない暗黙の法律みたいなものが存在する。
さらに愛新覚羅一族3000人は、職業も学校も制約を受けていて自由な選択など出来ない。
皆んな覚えていてほしい! 
グローバリズムのゴールとは 中共の様な監視社会と不平等・不公正な人治主義で世界を統治する事であるなだ。

ヘンリー・キッシンジャー訪中以降の共産チャイナ/レーニン・スターリンの旧ソ連邦/ウッドロー・ウイルソン大統領以降のアメリカ。この3大国はユダヤ人が造った「人造国家」であり、多民族をいかにコントロールするかの実験国家なのである。
やがて彼ら支配者層(ユダヤ人=国際金融資本)は、主権国家の主権を奪い民衆を直接管理する日の為に、ノウハウを蓄積しているのである。 

成田豊は国賊か愛国者か?

電通・成田豊に話しを戻そう。  
2002年にサッカーワールドカップ日韓大会が開催された。あの大会の当初は日本単独開催だったのであった。それを日韓友好だの、スポンサーの拡大だのと理由付けし共催に持ち込んだは「成田豊」だったのである。
スイスに賄賂・裏金専門子会社ISLを設立し、FIFA幹部に大枚をプレゼント。裏でワールドカップを牛耳っていのである。その時の実動部隊長が、東京オリンピック受託収賄事件で逮捕された「佐藤治之」であった。佐藤は成田の元で立派に「亡者の修行」を積んでいたのである。
「成田豊」は単にビジネス目的だけで共催に動いたのでは無かったのである。

彼は大好きな深い思い入れのある「故郷」の為に動いたのだ。
そう、彼の生まれは「京城=ソウル」だったのである。
成田は韓国に対して大変な情熱を持って向かい合った。1997年先ずチャイナで韓流ブームが興った。

これも「成田豊」の仕掛けであった。
続いて日本でも、フジテレビ代表取締役社長の「日枝久」とのコンビを組み韓流の大ブームを創った。
日枝も半島と縁の深い男であり、労働組合委員長の身からフジテレビを乗っ取っった大悪人である。

「成田豊」の一連の行動は、電通を国賊企業への道を歩ませたのかもしれない。

しかし、岸の向こうの人々からすれば「成田豊」こそ最高級の愛国者だったのかもしれない。

住吉正州