亡国の備え

過去に幾つの国家が歴史の渦の中に消えていったのだろう?

バビロン捕囚
バビロン捕囚

人類の歴史は戦争と疫病・治乱興亡の歴史でもある。破壊と建設それが人類に課せられた宿命なのであろうか・・・

多くの国々が幾多の興亡を繰り返し、数え切れ無い人々の過酷なる悲哀が生まれてきた。                                                        地中海制覇の大領域帝国であった「古代ローマ帝国」。モンゴル帝国に蹂躙された国々。近代では、社会主義の理想を掲げ米国と覇権を争った超大国「ソビエト連邦」。パルチザンの英雄チトーの死後、民族宗派紛争により四分五裂し消滅した「ユーゴスラビア」。

果てしない亡国の流浪の中で辛酸を嘗め尽くし、捕囚となり奴隷・奴婢の身に落とされ虐げられし哀れな民達よ・・・ 
しかし、亡国後暫く経ってでも国土を回復し、国家を再興した民族も存在した。
その復興を成し遂げた民族は、二つの必要条件を受け継いでいた。
一つ目は、「言語!」復活した民族は、自らの言葉を忘れていなかった。
二つ目は、「民族の軸!」宗教・信仰 又は 歴史的な教え・教義を保持していた。

日本を取り巻く地政学的現況は極めて過酷である。

他国の併呑を国家戦略に据える覇権国家共産支那・暴走プーチンのロシア・狡猾な狂犬金首領が率いる北朝鮮・・・

国土も、自然も、水も、空気までも、金にする新自由主義者・・・                                    国境をなくし、国家をなくし、民族をなくすグローバリスト達・・・                                  困った隣人に囲まれる外患に加え国内でも憂慮は尽きない。 

アメリカと一部の先進国の経済成長に資した新自由主義、なんとも正体不明言葉である。「平等」を重んじた社会主義が駄目なのは今や誰もが知る常識。「自由」を重んじる風の市場に於ける自由競争思想だが、強者・勝者支配者の都合の良い論理で、格差(所得・地域・人種・国家)つまり「勝ち組」「負け組」の二極化により世界中で新たな独占主義を出現させてきた。  

「Globalist」英語にするとカッコ良いが、要は「あらゆる反日行為」をし国内の混乱と分断を画す、支那や朝鮮のスパイ・反日工作員共だ。                                                 「領土」と「国民」と「天皇」で成立する我が国の国家主権はいつ簒奪されてもおかしく無い状況にある。 

現代日本に必要な処方箋

このような亡国の時代に必要なものは、歴史が育み紡いできた日本精神の「相互信頼」「自然との共存」で地域社会を復活させ、神道祭祀・神道儀礼の明文化し、六国史・古事記・風土記等の集合と現代語化をし、修身・道徳の復活させ。歳時記と実生活。和歌の修得等の神道文化と日本文化の合同構築こそ神道の体系化であり、民族の軸足り得るものだと考える次第であるが、如何なものか?                                                     そして、日本企業には「長期志向」と「現場主義」の実践により国際市場の失地回復を目指すべきではないか? 

住吉正州